【2022年最新版】タイ・バンコク、再び入国制限緩和へ。ワクチン接種完了を条件に隔離なし入国を再開

出入国情報(海外)

【2022年3月26日追記】タイ政府は、4月1日以降にタイへ入国する場合、出発72時間以内に検査を要請していたPCR検査陰性証明書の取得義務を解除する旨発表しました。4月1日以降にタイへ入国する渡航者は、事前のPCR検査が不要になります。

【2022年3月1日追記】タイ政府は、3月1日以降にTest&Goによりタイへ入国する際の宿泊条件を緩和しました。滞在5日目の宿泊手配及びPCR検査は免除されます。また、滞在1日目の宿泊ホテルより受け取った抗原検査キットを用いて、滞在5日目に自己検査を行い、指定アプリ(モーチャナ)に検査結果を申告することが求められます。

タイ国政府は、2022年2月1日よりワクチン接種が完了した渡航者を対象に、検疫隔離なしでタイへの入国を認める政策「Test & Go」を再開しました。オミクロン株の感染拡大により、昨年12月22日に一旦停止された緩和政策ですが、感染収束を見据え経済の活性化へ向け大きく舵を切ることになります。

ビザ免除のための要件

  • 日本国籍の旅券所持者は、タイへの入国目的が「観光」の場合に限り、ビザの取得は必用ありません。(日本は観光ビザ免除国なので、最大30日間ビザなしで入国可能)
  • パスポートの有効期限が、入国日から数えて6カ月以上あること。
  • 30日以内に出国することが確認できること。(eチケットなどの所持)

検疫隔離免除システム「Test & Go」の適用条件

2022年2月1日より、渡航日の14日前までに新型コロナウィルスワクチンを接種済の渡航者に対して、検疫隔離免除システム「Test & Go」の運用が再開されます。検疫隔離免除のための諸条件をお伝えします。

1.ワクチン接種証明書の取得

市区町村が発行した「新型コロナウィルス予防接種証明書」(ワクチン接種証明書)の取得が必要になります。デジタル庁が提供する電子版ワクチン接種証明書アプリも有効です。

電子版ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)、アプリを通し二次元コード(QRコード)での表示が可能に

2.PCR検査陰性証明書の取得

2022年4月1日以降、PCR検査陰性証明書の取得は不要になります。

日本出発(飛行機の出発時刻)の72時間前以内に検査した英文の新型コロナウィルスPCR検査陰性証明書が必要になります。(タイ政府が規定する陰性証明書のフォーマットについては、検査医療機関へお問い合わせください)

海外旅行に必要なPCR検査陰性証明書。取得費用はいくらかかる?【2021年冬・最新版】

3.タイ到着1日目の宿泊予約確認書

タイ到着1日目にタイ政府が指定するAQ/SHA Extra+/AHQなどの代替検疫対象ホテル(*1)で、PCR検査を行う必要があります。宿泊費用および検査費用は渡航者負担になります。タイ到着1日目にPCR検査を受け、検査の結果が出るまではホテルで待機することになります。日本出発前にホテル宿泊とPCR検査の予約を事前に行い、宿泊予約確認書を取得しなければなりません。なお、バンコク入国の場合、AQホテルの予約は、朝食・夕食と空港⇒ホテル間の片道送迎費用およびPCR検査費用が全てパッケージ化されています。

滞在1日目に行うPCR検査で陰性が証明されることにより、初めてホテルの自室より外出することが認められます。現状、PCR検査の結果判明までは、12時間~16時間程度の時間を要しています。

  • (*1)AQ(代替検疫施設)に関する情報はこちらを参照してください。
  • (*1)SHA Extra+認定ホテルに関する情報はこちらを参照してください。

4.海外旅行保険の加入と英文保険証券の取得

任意の海外旅行保険へ加入し、英文の医療保険証を取得する必要があります。これは、万が一タイ入国後に新型コロナウィルスに感染し、病院等へ入院治療した場合の備えになります。治療費用補償として、20,000ドル相当(約240万円)の疾病治療費用を補償する旅行保険に加入し、英文の保険証を取得してください。海外旅行保険は、12歳未満の子供も大人と同様に加入する必要があります。

5.「Thailand Pass」の申請

以前、入国の必須要件となっていたタイ入国許可証COE(Certificate of Entry)は廃止されました。新たな制度として「Thailand Pass」というWEBベースの登録システムを利用し、渡航予定日の7日前までに、パスポート情報と共に上記必要書類を登録(*3)する必要があります。なお、Thailand Passは、空路で入国する場合に限り有効です。陸路での入国には利用できません。申請から承認まで7日間程度かかるケースも出ています。出発日が決まっている場合は、余裕を持って申請することをお勧めします。60日先の渡航まで登録が可能です。ただし、承認後に日程(出発日)の変更等が生じた場合は、再申請が必要となります。

  • Thailand Passの登録フォームはこちらを参照してください。
  • Thailand Passの登録は、12歳以上の渡航者は一人ずつ登録・申請・許可が必要です。12歳未満の子供は、親と一緒に登録することができます。

タイ国政府観光庁、タイランドパスの取得方法をyoutubeで解説

 

6.位置情報追跡アプリ「モーチャナ(MorChana)」のインストール

タイ版のCOCOA(接触確認アプリ)です。コロナウィルス感染者との接触を監視するための位置情報追跡アプリになります。タイ到着後に、スマートフォンへのインストールを要請されます。

morchanaイメージ

 

対象となる検疫隔離免除国

全世界が対象になります。出発国の制限は撤廃されました。

ワクチン未接種の12歳未満の子供などの入国条件

<6歳未満の子供の場合>:ワクチン接種証明書およびPCR検査陰性証明書を提示する必要はありません。ただし、親または保護者と一緒に渡航する必要があります(同行する大人は、ワクチン接種済であること)。

<6歳以上12歳未満の子供の場合>:ワクチン接種証明書を提示する必要はありません。ただし、親または保護者と一緒に渡航する必要があります(同行する大人は、ワクチン接種済であること)。また、日本出発72時間前以内に検査した、英文の新型コロナウィルスPCR検査陰性証明書の提示が必要になります。

<12歳以上18歳未満の子供の場合>:ワクチン接種を少なくとも1回終えている場合は、ワクチン接種条件を満たしているとみなされ、一人で渡航が可能になります。また、ワクチン未接種の場合は、親または保護者と一緒に渡航する必要があります(同行する大人は、ワクチン接種済であること)。日本出発72時間前以内に検査した、英文の新型コロナウィルスPCR検査陰性証明書の提示が必要になります。

日本の水際対策は大幅に緩和されました。

厳しかった日本の水際対策も、3月1日以降大幅に緩和されました。ワクチン接種を3回完了している帰国者・入国者は待機期間が免除され、帰国日から自由に行動することが認められるようになりました。

【2022年最新版】日本の水際対策、帰国後の待機期間を大幅短縮へ。待機期間免除の条件を詳細解説。

【2022年最新版】フィリピン、日本人に対する観光目的の入国を隔離措置なしで再開へ

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