【2022年11月最新版】フィリピン、入国手続きに関する最新情報

出入国情報(海外)

【2022年12月追記】事前登録が義務化されているeARRIVAL CARDは、eTRAVELへと登録方法が変更になりました。

フィリピンにおける最新の入国情報をお知らせします。

2022年11月2日、フィリピン政府はワクチン未接種の外国人の入国制限を解除する旨発表しました。諸条件は、以下の通りです。

1.ワクチン接種完了者

ファイザー・モデルナなどのワクチンを2回以上接種済の渡航者は、出発前の検査を免除されます。2回目の接種日から14日以上経過していることが条件になります。

なお、日本出発およびフィリピン入国時には、公的機関が発行した英文表記のワクチン接種証明書の携行が必須事項になります。日本のデジタル庁が提供する「接種証明書アプリ(海外バージョン)」も有効です。このワクチン接種証明書が、ワクチン接種を完了していることの唯一の証明書となります。ワクチン接種証明書の概要については、厚生労働省が解説するこちらのページを参照してください。

なお、2022年5月30日以降、海外旅行保険への加入義務は撤廃されました。

2.ワクチン未接種者、1回のみ接種済もしくはワクチン接種証明書不所持の方

a) 15歳以上および同伴者のいない15歳未満の未成年者

搭乗予定航空便の出発時刻から24時間以内に検査した、「抗原検査」の陰性証明書を取得する必要があります。例えば、9時30分に出発する便に搭乗予定の場合は、前日の9時30分以降に抗原検査を受けなければなりません。ドラッグストアなどで市販されている、抗原検査キット本体の提示は無効です。陰性証明書には、受診日・受診時刻・検査医療機関名・受診者氏名・陰性である事の表記などが記載された「英文」の陰性証明書が必要になります。なお、上記条件を満たせば、陰性証明書は電子データでも有効です。

仁川空港など乗継便を利用してフィリピンへ入国する場合は、トランジット(第三国で出国手続きを行わない乗り継ぎ)が条件になります。

b) 同伴者のいる15歳未満の未成年者

同行する親や保護者の検疫規則にしたがう。つまり、親や保護者がワクチン接種完了していれば、15歳未満の未成年者はワクチン未接種でも「抗原検査」を受けずにフィリピンへの入国が可能になります。親や保護者がワクチン未接種の場合は、未成年者も同時に「抗原検査」を受け、陰性証明書を取得する必要があります。

ビザ免除について(ノービザ入国)

日本人渡航者は、観光・商用目的でフィリピンへ入国する場合、ノービザで入国することができます。ノービザ入国の条件は以下の通りです。

  • パスポートの残存有効期間が6カ月以上あること。
  • フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから出国することを証明できる航空券を所持していること。

フィリピン入国に必要な手続き

1.eTRAVELへの事前登録

事前登録が必要だった「One Health Pass」は「eARRIVAL CARD」へと仕様が変更になり、「eTRAVEL」へと再度変更になりました。ワクチン接種歴の登録が主な目的となります。

この手続きは、事前にオンラインで行う必要があります(アプリではありません)。出発予定日の5日前から登録を行うことができます。

なお、eTRAVELは日本から飛行機へ搭乗する際(チェックイン時)に出発空港でQRコードを提示する必要があります。未登録の場合、飛行機への搭乗を拒否される場合がありますので、ご注意ください。また、フィリピン入国時にもQRコードの提示を求められます。

eTravelの初期登録URL: https://etravel.gov.ph/

eTravel 1

【2023年11月最新版】フィリピン入国時の電子渡航申告システム、eTravelの登録方法解説

2.接触追跡アプリTrazeのダウンロードは不要に

フィリピン運輸省の定めにより、フィリピン国内の全空港において、空港利用者の接触追跡アプリ「Traze」のインストールが義務化されていましたが、現在は義務化が撤廃され、Trazeアプリのダウンロードは不要になりました。

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海外渡航情報は絶えず変化しています!

新型コロナウィルス感染状況の変化により、日本のみならず、世界中の国々が頻繁に隔離政策や出入国情報を変更・訂正しているのが現状です。当サイトでは最新の情報をお伝えするべく、日々情報の更新を行うよう努めておりますが、各国政府の政策発表がその更新スピードを上回るケースも見受けられます。実際に海外へ渡航する予定のある方は、外務省・厚生労働省・法務省・在外日本国大使館・JETRO・JICA・各国の政府観光局・利用予定航空会社などが発表する最新情報を必ず確認していただき、絶えず情報を修正することを強くお勧めします。理由の如何に関わらず、当サイトに掲載されている情報によって生じるいかなる損害についても、編集人および運営会社は責任を負わないものといたします。

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