タイ・プーケット隔離措置なしでの受け入れ開始。「サンドボックス」で日本人はプーケット旅行ができるのか?

出入国情報(海外)

ウィズコロナ時代の旅について考えるミッドパックの旅行情報サイトです。「アンダマン海の真珠」と称されるタイ国の有名リゾート地プーケットでは、7月1日からワクチン接種が完了した外国人旅行者を、隔離措置なしで受け入れる取り組みを開始しました。コロナウィルスワクチンの接種を済ませた外国人はプーケット島内を自由に移動することができます。ただ、どうやら日本人はまだプーケットへ入ることができません。その理由をお伝えします。メジャーな新聞やメディアでは表面的な情報だけを流して、あたかも日本人もプーケット旅行が可能になったような伝え方をしていますが、現実はそれほど甘くはありません。

「サンドボックス」計画

新型コロナウィルスの影響で経済の一つの大きな柱である観光産業も大打撃を受けたタイですが、外国人観光客を隔離措置なしで受け入れる「サンドボックス」計画が政府で閣議承認され、7月1日からプーケット県で先行実施されました。タイ政府はプーケットで実証試験を行いながら、ほかの地域へもサンドボックス計画を順次拡大する予定です。まずは、「サンドボックス」に必要な書類や入国条件についてお伝えします。

<必要書類>

  • 入国許可書(COE=Certificate of Entry)  詳細はこちら *電子申請ですが、手続きは少し面倒です。
  • 新型コロナウィルスワクチン接種証明書(英文)
  •  入国前72時間以内に発行された新型コロナウィルス陰性証明書(英文)
  • 最低10万ドル(1,100万円相当額)以上を補償する海外旅行保険の保険証券(英文)*万が一現地でコロナ感染し治療・入院した場合の医療費用の補償を目的としています。
  • 往復の航空券及びホテル予約確認書

<入国条件>

  • 保健省が規定する新型コロナウィルス感染の低・中リスクの国・地域からの観光客であること。または、保健省やタイ観光協会の定めに該当する観光客であること。
  • 出発日までの21日間以上、上記の低・中リスク国・地域などに滞在していること。
  • 入国14日前までにワクチン接種を完了し、ワクチン接種証明書の発行を受けた者であること。
  • ワクチン接種証明書所持者の子供

<入国手順(到着時)>

  • 「タイランドプラス」や「モーチャナ」などの指定アプリを自身のスマホにインストール。
  • PCR検査の実施
  • 政府の安全・健康管理認証を取得したプーケット県内の宿泊施設に滞在

<滞在期間と旅行が認められる範囲>

  • プーケット県内では少なくとも14泊すること。(14泊未満の場合はプーケットから直行便で出国すること)*バンコクや他都市へ移動した際の、感染拡大を防ぐため。

日本人はプーケット旅行をすることができるか?

<7月9日更新>*タイ政府は低・中リスク国リストを改定し、日本を含む69の国と地域をサンドボックス対象にしまた。

<7月12日更新>*日本政府は、7月26日よりワクチン接種を完了した人に対し、ワクチン接種証明書の発行を受け付ける旨発表しました。

結論から言いますと、まだ準備が整っていないため、渡航は難しい状況です。理由は以下の通りです。

  • 現在、日本からプーケットへの直行便フライトは就航していません。復路も同様です。プーケットへ入るためにはバンコクを経由する必要がありますが、「サンドボックス」計画では外国人のバンコク入国をまだ認めていないため、プーケットへ入る手段がありません。(国際線から国内線への移動なので、一旦バンコクで入国手続きを行う必要があります。)
  • シンガポール航空を利用し、シンガポール・チャンギ空港を経由するルートを利用する場合は、プーケットへ渡航することが可能になります。(国際線から国際線への乗り継ぎのため、シンガポール入国手続きが不要になります。)ただし、シンガポール便搭乗72時間前に取得したPCR検査陰性証明書(英文)の提示が必要なため、出発前の手続きが煩雑になり、コストも相当かかります。
  • 日本のワクチン接種証明書は現在政府が鋭意準備中です。

メディアのニュースを一見すると、日本人のプーケット旅行があたかも容易に可能になったような印象を受けますが、実際にはかなり複雑な手続きが必要であり、安心して渡航できるようになるまではまだ時間が必要な状況です。

*在タイ日本国大使館が発信した情報はこちらを参照してください。

ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)とは何? 海外旅行再開に向けて、今後非常に重要になる書類。

関連記事

特集記事

最近の記事

  1. 日本の水際対策。帰国後自宅待機中の選挙投票は可能? 郵便投票で投票可能です。

  2. ANA(全日空)ハワイ路線、2021年12月~2022年1月及び年末年始のフライトスケジュール発表。

  3. 米国(アメリカ合衆国)、外国人渡航者はワクチン接種完了が入国の必須条件に。

  4. JAL(日本航空)ハワイ路線、2021年12月~2022年1月及び年末年始のフライトスケジュール発表。

  5. 免税タバコ、2021年10月1日より免税範囲(免税数量)改定。日本帰国時の免税タバコの持ち込みには注意が必要。

  6. MySOSアプリは正真正銘の「監視用」アプリです。【編集人裏話】

よく読まれている記事

  1. 1

    日本帰国後の自宅待機(自己隔離)期間が14日間から10日間へ短縮。日本の水際対策、10月から条件付きで緩和へ。

  2. 2

    日本帰国後14日間待機(自己隔離)中の必須アプリMySOSとは? MySOSとの上手な付き合い方。

  3. 3

    日本の水際対策。海外から羽田国際空港へ到着時の空港検疫手続きの流れと所要時間について

  4. 4

    日本の水際対策。フィリピンがアジア諸国で唯一の帰国後6日間宿泊施設待機指定国へ。厚労省・検疫所が待機要請該当国を改定。

  5. 5

    MySOSアプリは正真正銘の「監視用」アプリです。【編集人裏話】

  6. 6

    日本の水際対策。14日間待機要請はいつごろ緩和されるか?

TOP