【2025年8月】JALとANA、燃油サーチャージを更に値下げを発表‥今後の見通しとは

日本航空(JAL)と全日空(ANA)は、2025年8月~9月発券分の燃油サーチャージを発表しました。
今回の料金は、2025年4~5月のシンガポールケロシン価格と為替レートを基準に算出されています。
今後の為替動向次第では、10月以降のサーチャージが変動する可能性も。この記事では、今回の燃油サーチャージの概要と今後の見通しについて詳しく解説します。
2025年8月~9月発券分の燃油サーチャージを確定
日本航空(JAL)と全日空(ANA)は、2025年8月1日~9月30日に発券される日本発の国際線航空券に適用する燃油サーチャージを発表しました。
両社ともに、多くの方面で前期(6~7月)より引き下げとなっており、燃油価格の落ち着きが反映された形となっています。
JALでは、たとえば「韓国・極東ロシア」が3,000円→2,000円、「東アジア(韓国・モンゴルを除く)」が7,400円→5,000円、「北米・欧州・中東・オセアニア」が29,000円→21,000円へと大幅に引き下げられました。
ANAにおいても同様の傾向が見られ、「韓国・ウラジオストック」は3,300円→2,200円、「中国・台湾・香港・マカオ」は9,400円→6,100円、「北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米」では31,900円→23,100円となり、JALとほぼ同等の水準で調整されています。
両社ともに、2025年4月~5月のシンガポールケロシン価格と為替レート(JALは1ドル=144.57円)を基準としており、今後の為替動向によっては10月以降もさらなる変動が予想されます。
今回の適用基準は、2025年4月から5月の直近2か月平均を基に算出されています。
日本航空の算出基準は、1バレルあたり79.60米ドル、為替換算レートは1ドル=144.57円となっています。
今後、燃油サーチャージは値下がりするか?
外国為替レートは6月下旬現在で1ドル=143円~145円台のBOX圏で推移しています。
今回JALが発表した為替換算レートは144.57円ですので、現行の為替換算基準に近いレートになっています。
今後、外国為替レートが130円後半~140円台前半の円高傾向で推移すれば、10月以降の燃油サーチャージは値下がりします。
しかし、イランやイスラエルでの紛争など中東情勢が揺らいでいるためジェット燃料代が高止まりする可能性が高く、一層の値下がりは期待できません。
燃油サーチャージは二つのファクターで大きく変動します。一つは外国為替レート、もう一つはジェット燃料代です。
円高+ジェット燃料代の下落が続かない限り、燃油サーチャージが今秋以降下がる可能性は低いものとなります。